A.2
アナフィラキシーガイドライン2022より、以下の2つの基準のいずれかを満たす場合はアナフィラキシーの可能性が高いとされています。
1.皮膚や粘膜、またはその両方の症状(全身性の蕁麻疹、痒み、全身真っ赤な状態、唇の腫れ、口の中や舌の腫れなど)が急速に(数分から数時間で)発症
+次の①~③のいずれかの症状がでるとき
- ① 気道・呼吸器症状:呼吸が苦しくなったり、喘息のような症状が起こる
- ② 循環器症状:血圧低下、脱力、失神などの症状が起こる
- ③ そのほか:重度の消化器症状:激しい腹痛、複数回の嘔吐などの症状が起こる
2.典型的な皮膚症状を伴わなくても、患者にとって既知のアレルゲンまたはアレルゲンの可能性が高いものに暴露されたあと、血圧低下や気道症状、喉頭症状(声が出しにくい、強い喉の痛みなど)が急速に発症