保湿薬ヒルドイド®の自己負担について

更新日:2024.04.30
その他

保湿薬のヒルドイド®の自己負担額が2024年10月以降引き上げになるということが報道機関で取り上げられ、多くの患者様にお問い合わせをいただいております。

後発薬の発売から5年以上が経っている薬剤や、後発薬の使用が50%以上になっている先発薬を対象に医療保険制度が見直され、患者様の希望で先発薬を選択した場合、後発薬との差額の一部が自己負担化されます。

乳幼児医療の対象であっても、保険適応外の差額の部分は、原則自己負担となります。

今回、厚労省が発表した医薬品のリストにヒルドイド®があり、多くの患者様から「10月以降、ヒルドイド®は処方できないのか」「今まで通りヒルドイド®を処方してもらうと今より支払い額が増えるのではないか」というお問い合せをいただきました。

この見直しが施行されます10月の時点で変更があるかもしれませんが、現状では、適切な使用を判断し、医療上、先発薬(ヒルドイド®)が必要である場合につきましては、自己負担額の増額なしで使用可能です。

また変更がありましたら、ご連絡いたします。

2024年4月30日
アレルギー疾患医療拠点病院
福岡病院アレルギーセンター